18年目の覚悟

4月6日(土)晴れ

陶芸は技術と芸術面が融合した独特の魅力があり、焼き物の歴史は古く縄文時代から続いています。私たちの身の回りにある物で、縄文時代から受け継がれたものはどれぐらいあるのでしょう。

陶芸の世界にどっぷりとハマった時期がありました。興味があるのは器ばかりで、料理本を見た時に最初に目につくのは「器」でした。コロナの外出自粛期間中に暇を持て余して、料理を始め、栄養のことを学び、腸内からゆっくりと変わり始めたのです。

50歳になって、やっと器とそれに盛り付ける料理を作れるようになりました。初めて粘土に触れた日から18年ですよ、縄文時代ならばとっくに寿命を迎えています。

去年までお世話になっていたサークルが解散し、いよいよ作品を焼いてくれる窯がなくなりました。札幌に行けばレンタルはあるのですが、移動にかかる時間や破損のリスクを考えると、もう自分の窯を持ってもいいんじゃないかと覚悟ができたのです。

少し前に札幌の業者さんに中古窯の相談に行ったら「もうすぐ入るよ」と。さらにお互いの足りない部分を補えそうじゃないかと話が進み、今日は中古品の掃除とネット販売用の撮影に来ています。

※追記(2024/11/13)

2014年にアルテピアッツァ美唄で個展を行うにあたり、展示台の制作をしてくれる人を探していて、木工作家の五郎さんと出会いました。その後、五郎さんとイベントに出展したりしていましたが、コロナ期間中は制作意欲が減退し、しばらく活動休止状態でした。

本格的に制作を再開したいと思って、五郎さんの協力を得て、灯油窯の設置やアトリエの整備をしましたが、耐火問題があり、別の場所を探すことにしました。

希望に合う物件が見つかり、窯の移設も完了し、9月17日に契約手続きが完了しましたので、今後は新天地で制作をしていく事になりました。

これまで管理していた「五郎さんち.com」については、ドメインの契約期間の満了に伴い閉鎖しました。

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