エッセイ 分岐点 <シュタイナーの人生設計>によると、ドイツの思想家「ルドルフ・シュタイナー」という人物は、人生の流れを7年サイクルで考えたそうです。過去の自分に起こった出来事や当時の状況を当てはめてみると、ピッタリ符合するところがありました。きっかけは本当に些細なことだったと思いますが、その後の人生や考え方が大きく変わったタイミングだと思います。 2021.03.01 エッセイ
個展 真空パックと共に安らかに。 美唄のB級グルメと言えば「焼き鳥」だと思いますが、美唄市内の焼き鳥屋さんの多くは「もつ」と「せい」しか取り扱っていないお店が多いです。私は数年前までは美唄の職業訓練校で講師として働いていたことがあり、仕事帰りに焼き鳥を買って帰ることが多かったです。色んなお店の焼き鳥を食べましたが、特に気に入ったお店が見つかってからは、ずっとそこに行くようになりました。そこは、優しそうなおじちゃんとパーキンソン病を抱えたおばちゃんが切り盛りしている小さなお店で、常連客らしき人がカウンターに何人か座っていることはあっても、奥の小上りに人が座っていることはほとんど見かけなかったです。ここで「もつ5本」と「かけそば」を食べて帰ることもありましたが、ほとんどは真空パックにしてもらって持ち帰っていました。 2014.12.05 個展
個展 人生の残り時間 父が亡くなったのは2009年8月でした。40代後半で糖尿病と宣告されていたと思いますが、若い頃から脂っこいものや甘いものが好きで、病気を宣告されてからも食べるものをセーブしているようには見えなかったです。いい大人に周りがとやかく言っても、喧嘩になってお互いに気分が悪くなるだけだし、自分で買い物に行けるうちは好きなようにしていたと思います。まだ62歳という若さでしたが、糖尿病からくるあらゆる合併症は、長い年月をかけながら、ゆっくりと体を蝕んでいき、亡くなる1年前には80歳過ぎに見えるほど衰弱していました。 2014.12.04 個展