8月30日(金)晴れ
昨日、作品の在庫を確認するためにアトリエに立ち寄りました。天井の高い倉庫なので、夏は暑く、冬は寒いという特徴があります。
売買契約が終わったら、ゴミを処分し、水道工事をするところまでは考えていました。ロクロを挽く時は水を沢山使うので、水回りはやはり必要です。電気は通っているので、とりあえず制作~焼成まで完結できるようになります。
18時でも気温は高く、倉庫内はまだ暑かったです。
すると、どこからか「ミーミーミー」と強い鳴き声が聞こえてくるのです。中からか、外からか、いったん外に出て確認すると声は遠くなりました。中に戻り、処分するために仕訳けしていたゴミを除けていくと、その声は壁の狭い隙間から聞こえるようです。
手を伸ばしてもなかなか届かないし、やっと掴めたと思ったら、何かが引っ掛かっているのです。こんな狭くて暗い隙間で出産をしたのか?それともここに避難させたのか?
鳴き声は一匹だけのようです。声に張りがあって、力強い。とりあえず引っ張ってみるとお臍に大きいものがくっついているのです。これが柱に引っ掛かっていました。
臍の緒かと思ったら「胎盤」でした。
乾燥していたので、出産直後ではないと思います。
しかし、猫は外敵に出産がバレないように、子供を産んだ後は胎盤を食べて始末することが多いと思います。
それをしていないのはよほど慌てて逃げるような事態があったのか、あるいは育児放棄をしたのか。
それに猫は子供を沢山産みます。
一匹ってことはないでしょう。
母猫が近くに居て、引っ越しの最中だったのかもしれません。でも胎盤が柱に引っ掛かった状態では口に咥えて運ぶことも難しかったかもしれません。
その小さな命は片手に乗るほどで、卵一個分ぐらいの重さしかないのです。
入口のシャッターや扉は閉めているのに、どこから入ってきたのよって話なのですが。
どうする私?
私の手には負えない案件ですが、かかりつけの動物病院は休診日でした。
たまたまセイカのレッスン日だったので、キャンセルしてもらおうとお店に顔を出したら、夜遅くまでやっている旭川の動物病院を紹介してくれました。
私はそのまま旭川へ走り、その間に保護猫のサポートをしてくれる人を探してくれました。
診察が終わったのは21時半、1時間後にはボランティア宅に連れていく事ができました。
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