5月19日(火)曇り
空知にも、ようやく春の彩りが広がってきました。
滝川では今週末まで「菜の花まつり」が開催されています。私のふるさと・江部乙(えべおつ)も、今まさに黄色いじゅうたんが広がる季節です。
ただ、この菜の花は「観光用」の景色ではありません。地元の農家さんが大切に育てている農作物です。
菜の花畑の近くには駐車場がなく、道の駅などに車を停めて、シャトルバスやタクシーで向かう仕組みになっています。少し不便に感じるかもしれませんが、それは畑や地域を守るための大切な工夫でもあります。
子どもの頃にこんなに菜の花が咲いていた記憶はありません。
イベントもなく、通りすがりに「きれいだね」と見る程度。今のように交通規制がされることもありませんでした。
でも最近、各地で問題になるのが観光マナーです。
美しい景色がSNSで広がり、人が集まり、畑に入って写真を撮る。美瑛町では「セブンスターの木」や「哲学の木」が、迷惑行為の末に姿を消した出来事がありました。
観光か、農業か。
そんな二択ではなく、地域の暮らしを守りながら、訪れた人にも喜んでもらえる形を探していくこと。
それが、これからの「持続可能な観光」なのかもしれません。
地元に残ってがんばっている仲間も沢山いますが、江部乙でファームレストランをやっていた同級生は、滝川に移転し「おおげつ」と名前を変えて、昼はスープカレー、夜は居酒屋として営業しています。
ここに仲の良かった女子が集まるというので、登山の後にギリギリ滑り込みましたが、地元の野菜がたっぷり使われている「野菜カレー」は、やっぱり美味しい。
そして何より、久しぶりに会う同級生たちとの時間が、なんとも心地よかったのです。
小学校から中学校まで、同じ顔ぶれで過ごした9年間。長い人は幼稚園から高校まで15年近く一緒です。
何年会っていなくても、不思議なくらい一瞬で昔に戻れる。
でも、気づけば親も高齢になり、自分の体力や健康のことも考える年齢になりました。
だからこそ、「そのうちやろう」は、意外と来ないのかもしれません。
2年前に流れたままになっていた同窓会も、「今度こそやろうか」という話になりました。
会いたい人には、会えるうちに。
行きたい場所には、行けるうちに。
そんなことを、菜の花畑の季節にふと思った朝でした。

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