スープカップ

窯出し作品

粘土が器になる感動

先週末、グループ展「POINT」を見に行ったとき、陶芸家の橋本忍氏のきっかけの話を読んで、私も全く同じ気持ちだったことを思い出しました。粘土の塊から実際に使えるものが作れることにとても感動したし、粘土×釉薬の組み合わせは無限なので、一生続けられる趣味ができたと思いました。それからは、色々な「モノ作り」に関してとても興味を持つようになりました。
粘土の話

粘土のコンディション

3月から活動を再開している水曜夜の陶芸サークルに復帰してから、今日で3回目になりますが、去年から持ち越している粘土との格闘が続いています。磁器と陶器の特徴を併せ持った「半磁器土」は、仕上がりが真っ白になるので、わりと好きなんですが、固くなってしまうと、使いやすい状態に戻すまでにとても苦労します。キメが細かく、ゴムみたいな感触で、きちんと菊練りで空気を抜いておかないと、ロクロ挽きのときに、空気が抜けてくれなくて、ぷくぷくしちゃうんです。
ロクロ成形

失敗がいっぱい

陶芸歴は結構長いんですが、ものすごく不器用だし、飲み込みも悪い方なので、最近習い始めた人にもどんどん追い越されていきます。それでも、私には私の世界があるし、私にしかできないこともあると思うので、自分がいいと思うものを作っていきたいと思います。しかし、未だに初心者レベルの失敗も沢山あって、本当にダメだなと思うこともあります。赤いラインを入れているので、よく分かると思いますが、口が平行でないんです。これは、削りの時に湿台にうまくセットしていなかったこともありますが、そもそもロクロ挽きもちゃんとできていないし、その前に菊練りがうまく出来てないんだろう...と思います。粘土がきちんと練れていると挽きやすいし、削りやすいし、全ての過程において、スムーズにいくんです。
ロクロ成形

使いやすく、重ねやすいこと。

最近のお気に入りは大きめのスープカップです。取っ手のある器の場合、重ねて保管するのが難しくて意外と収納スペースを取ってしまうんですが、この位置ならば、それなりに重ねて収納できるんです。パッと見た感じは「使いやすさはどうなのかな?」と思いましたが、これが案外使いやすくて、とてもいい感じなんですよ。大きくて、深さがあれば、とりあえず何でも入れられるしね。自分用におろしたスープカップは、飲むヨーグルトを入れて、ゴクゴクと飲んでいますが、野菜をたっぷり使った食べるスープにピッタリです。
ロクロ成形

大きめスープカップなど

もうすぐ申込書が届くと思いますが、今年も7月の「えべつやきもの市」への出店を予定しています。去年初めて出店しましたが、準備~店番~片付けまで、すべて一人でやりきり、終わった時には完全に燃え尽きました。(^▽^;)
ロクロ成形

屋外で使えるキャンドルポット

キャンドルポットをひたすら作っていた「キャンドルポットプロジェクト」は3月で終了しました。まだ、まとめの記事を書いていませんが、自分の中では結構がんばったし、プレゼントして喜んでくれる人も沢山いたので、よかったと思います。素焼きのテラコッタを使ったので、出来上がりまでの時間は短かったんですが、品質的にはどうかなと思うところもありました。
出店準備

里親を待つ白いカップたち

3月9日(日)の手づくりフェスタに向けて、カップたちもたくさん焼き上がっています。ここ数年は白い器ばかり作っているので、あまり面白味はありませんが、色んな釉薬や技法を試しみた結果、結局、原点に戻ってきました。
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