白化粧土

小人の家

アイキャッチ用の小人の家

「あかびらツクリテフェスタ」まで、1週間を切りました。このイベントは申し込めば誰でも出展できるわけではなく、書類審査でフルイにかけられます。今年で3回目を迎えるイベントですが、ありがたいことに3回連続で選出されています。クオリティの高い作品が多く、私の陶器だけでは太刀打ちできないので、木工作家の五郎さんとコラボして「五郎さんち」というユニット名で出展します。地元ということもあり、これからも盛り上がってもらいたいし、長く続けてもらいたいです。
失敗から学ぶ

いつも失敗から

長い冬が終わり、北海道は緑いっぱいの気持ちいい季節になってきました。ブログの更新が半年ぶりになりましたが、すこぶる元気にやっています。ウインターシーズンは平日ナイターを含めて週5回のペースで滑りに行き、大型連休になったGWは8日間、道東の中標津に滞在し、140kmほどのトレッキングをしていました。
小人の家

私信・小人の家

「あかびらツクリテフェスタ」では新作の「小人の家」が好評でした。新しい家が焼き上がったら連絡が欲しいと言ってくれる方が何名かいて、3点だけ窯出ししたのでお知らせします。小人の家としては、3度目の窯出しになります。これまでと同じように屋根を濃い色にして、ツートンにするつもりが、絵の具の濃度が薄くて、ヘンテコな色になってしまいました。
失敗から学ぶ

過去最大数の失敗作

昨年末の話になりますが、過去最大数の失敗作を生み出しました。10年以上やってますが、ここまでひどいのは初めてです。40点ほど窯出ししましたが、そのうち30点ぐらいはボツになり、そのまま処分してもらいました。
小人の家

ロクロで家を作る

告知をほとんどしていなかったんですが、5月26日(土)~27日(日)は、道内外のクリエイターが札幌ドームに集うイベント「サッポロモノヴィレッジ」があります。私は27日のみの出展ですが、やっと持って行けそうなものが焼き上がりました。
化粧掛け・絵付け

修復できないヒビ

挽いたままの粘土は歪んでいることもあるので、削る時にそれを修正するために手でギュッと押すことがありますが、そんな時は確実にヒビが入ります。私はこれが非常に多いです。多分、性格の問題なんだと思いますが、水に潜らせて、発泡スチロールに戻して、しばらく置いておけば、柔らかくなるのにね。(^^ゞこうなった時にはどうやったって、元には戻りません。何とかして修復できないかと、色々試みましたが、全体の乾燥が進むにつれて亀裂はさらに広がっていきます。気に入っている形だったりすると余計に何とかしようとするんですが、結局は時間の無駄になるので、潔く諦めて粘土に戻した方がいいです。素焼き前なら、何度でも再生できるんだから。
化粧掛け・絵付け

てまひまの価値

こうしたイベントに出店するときに一番悩むのは、やはり「値段」ですね。お気に入りの作家さんのマグは3~4千円ぐらいします。中には1万円を越えるものだってあります。その作家さんしか出せない色やデザインがあって、そこにたどり着くまでのプロセスには相当な時間とお金が掛かっているし、薪を使った窯となれば、それは完全な一点モノです。買い手は単純にその作品だけを見ているので、裏でどんな苦労をしているかはなかなか見えてきませんよね。しかし、売り手はそのてまひまに対して値段を付けなければ、生計が立てられません。
化粧掛け・絵付け

メイクアップにかかる時間

陶芸では仕上がりの色を決める方法が何通りかあるんですが、私の知っている限りではこのぐらい(↓)でしょうか。1.粘土本来の色(基本は白系・赤系・黒系になると思います)2.白系の粘土に「顔料」を混ぜて、色付きの粘土を作る3.素焼き前の半乾きの作品に「化粧土」を使う4.素焼きが終わってから、呉須や下絵付け用の絵の具を使って装飾(主に絵付け)5.釉薬による色(同じ釉薬でも粘土との組み合わせで焼き上がりの色は様々)6.焼き上がった作品に、さらに上絵付け用の絵の具を使って装飾(主に絵付け)
ロクロ成形

手を掛ける時、掛けない時。

前回、化粧土を掛けて保管しておいたお茶碗とスープカップの掻き落としをしておきました。これまで化粧土をズブ掛けした器は、本焼きで剥離したり、ダマになったりして、うまくいかなかったことが多かったんです。今回は、化粧土を漉してから使いました。筆で何回かに分けて重ね掛けをしてから、発泡スチロールで、じっくり乾燥させておき、カンナでスパッと掻き落としました。この段階で、丁寧に手を掛けると仕上がりに大きく差が出てきます。
タタラ・手びねり

年末年始、大皿はいかがですか?

今日は朝から陶芸の予定でしたが、気が付いたらほとんど昼になっていました。この時期は団体の陶芸体験もほとんどないし、先生の講座がない日は他の生徒さんも来ないので貸切状態になります。いつも遊びに行ってばかりのようだけど、私だって、やる時はやるんです。まずは、昨日作ったタタラのお皿を仕上げます。縁がギザギザしているので、濡らしたなめし皮で滑らかにしていきます。素焼きをしてから、サンドペーパーで縁を滑らかにする人もいますが、削ったカスが作品に残ってしまい、釉薬がキレイに乗らないことがあるので、この段階で処理するのが一番いいと思います。硬くなりすぎたら水につければいいし、ダメだと思ったら、そのまま土に戻すこともできます。
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