仮設トイレのレンタル

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9月27日(土)晴れ

秋晴れの清々しい陽気になりましたが、きいちごプロジェクトのゴールまで2ヶ月切りました。本気出さなきゃ!

このイベントをやろうと思ったきっかけは、6月に引き上げてきた「工房きいちご」からの陶芸材料でした。長年続けてきた事業を辞めるときのマイナスのエネルギーは相当なものだと思いますが、処分しなければならないものが山のようにあるのです。

私が欲しかったのは棚と作業台だけでしたが、全部引き上げるのが条件でした。
断ることもできましたが、私なら何とかできるかもしれない…と思いました。

でも、何ともならなかった。

やっと綺麗になってきたアトリエが、不要になった粘土や釉薬でいっぱいになりました。粘土は再生して使えるものなのに使用済みの雑粘土は250kgもあり、カチカチになった未開封の粘土も同じぐらいありました。

自分が厳選して選んだものと好きなモノを少しずつ集めてきたのに、そうでもないもので埋め尽くされたときのストレスは想像を遥かに超えるものでした。

陶芸に限ったことではないけれど、人類はあまりにも多くを作り過ぎて、捨て過ぎではないかと、強い憤りを感じました。

私のアトリエは鉄板一枚の倉庫です。12月に入ったら粘土が凍ってしまう。その前に何とか使い切りたい。

しかし、私一人ではとても手に負えない量だし、作り手が変われば価値が変わってくるのが芸術の世界です。

これらの材料を有効に使ってくれる陶芸を生業とする人々に命を注いでもらいたい。

陶芸をしたことのない人に経験してもらいたい。

粘土の塊が形を変えて、器になるプロセスを知ってもらいたい。

スマホやパソコンの使い過ぎで頭の中はギラギラしています。
自然なものに触れて、デジタルデトックスしてもらいたい。

再生した「きいちご粘土」で、作品を作ってもらいたいのです。

何かを作るというのは「時間を使う」ということです。
自分の時間を使うから、出来上がったものはより大切にできると思うのです。
大切な人への贈り物ならば、その想いが形になるのです。
何を思い、何を感じ、何を作るか。

「機能」を追求する時代は終わりました。これからは「意味」を作る時代なのだと思います。

これからイベントまで、私ができる最大限のことをしていきます。

2ヶ月間のレンタルですが、仮設トイレを設置しました。

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