9月26日(金)晴れ
秋分の日は朝から天気が良かったので、敬愛するハイカーとワイルドな女子会登山をしてきました。
毎年恒例にしていますが、去年はアトリエの整備と個展の準備で計画は立てられず、今年は天候不良で泊まりの山行はできなくなりました。
計画を立てるのは私の役目になっていますが、彼女がまだ登っていなくて、好きそうな山を選ぶのが楽しいのです。
夜遅くまで仕事をして、そのまま登山口まで移動して仮眠をするというのだから、荒れた林道は避けたいし、私も寝不足続きなので、身体の負担を考えて、山行時間もあまり長くない方がいい。
2人の「ちょうどいい」を考慮して、富良野スキー場のある「富良野西岳」を選びました。スキー場なので、ロープウェイやリフトなどの人工物のオンパレードです。手付かずの自然が好きな人は魅力を感じないでしょう。
しかし、ここにはワイルドな沢歩きが楽しめる「沢コース」があるのです。
先週末の線状降水帯の影響で増水しているという情報もありましたが、晴れの日が2日続けば、沢の水は下流に流れ、少し落ち着く頃でしょう。
日高山脈を愛する彼女にぜひ歩いてもらいたいと思いました。
富良野は我が家から1時間少々で行ける観光地です。広々としたスキー場の駐車場は停め放題だし、ボコボコの林道を走らなくていいのはありがたい。
沢コースの増水っぷりはなかなかのもので、長靴でギリギリ歩けましたが、水位が膝下でもバランスは崩れるので、慎重に進路を見極めました。
稜線に出ると正面に見えてくる芦別岳がとてもカッコいいのです。
先行者は1名で、私たちと入れ違いで下山したので山頂は貸切でした。身体を動かした後の絶景を見ながらのランチは格別です。自家製の梅おにぎりと大福、そして、大好きなフルーツ。
山で食べるものは3割増しに美味しいし、気の合う仲間と語り合える最高の休日になりました。
下山は人工物たっぷりのスキー場コースを使いましたが、こちらは十勝連峰が綺麗に見える角度になります。山頂付近にかかっていた雲も取れてきて、十勝連峰を一望することができました。
冬のスキー場はインバウンドの影響で、日本人の割合は半分以下になっています。もうすぐあの寒くて熱い季節がやってきます。リフト券も高騰して、気軽に来れなくなりましたが、コースのバリエーションの多さと雪質の良さで人気があります。

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