3月31日(日)みぞれ
10年前、アルテピアッツァ美唄で個展をした時、展示台を作ってくれる人を探し、巡り合ったのが「五郎さん」でした。
かつて大ヒットしたテレビドラマに感化され、赤平の雑木林を買い、木工をするためのアトリエを建てた経歴の持ち主です。
その話を知った私が「五郎さん」と呼ぶようになり、この場所を「五郎さんち」と名付けたのです。
実は、五郎さんは木工よりも電気に詳しく、土木作業もこなします。上下水道のない五郎さんちに井戸を掘って、配管を通し、電気を引き、トイレを付けました。ドラえもんのような人で、ポケットから色んなアイテムを取り出し、何でもやってしまうのです。
陶芸と木工は相性が良く、共同でイベントに出展する時は、私の漠然としたアイディアや無理難題を独特なフィルターを通して、素晴らしい作品を作ってくれます。
コロナでイベントが中止になってからは、二人で作業をすることも少なくなり、私は山に籠り、五郎さんはバイクで旅に出るようになりました。
今は開店休業状態で、プライベートキャンプ場と化していますが、自然に囲まれた素晴らしい空間なので、何かやりたいと思うのです。
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