[空知]宮島沼の水鳥たち

2020年は世界規模で新型コロナウイルス (COVID-19) が蔓延しました。世界中で大勢の感染者と死者が出ています。北海道では、1月28日に第1例目の感染者が確認されて以降、感染者が全道の広い地域で確認され、2月28日に緊急事態宣言が発令されました。

ニュースや新聞を見るだけで、気持ちが重くなります。過去に何度か大きなパンデミックが起こっていて、沢山の人が亡くなっていて、その間隔はどんどん短くなってなっているように思います。

人類は大きな渦に巻き込まれていて、マイナスのエネルギーで溢れています。
バランスのよい食事、質の良い睡眠、適度な運動、落ち着いた心と強い精神力を。
今、生きる力が試されているように思います。

このウイルスは人との接触で感染することが分かっているので、三密(密閉、密集、密接)を避けることと、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つように言われるようになりました。

1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
2.密集場所(多くの人が密集している)
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)

山の上はまだまだ雪が残っていますが、麓は春を迎え、植物や動物は活発に動き始めています。自然からのエネルギーを受けたくて、美唄の宮島沼に行ってきました。ここは世界でも有数のマガンの渡来地として有名な場所で「ラムサール条約」の登録湿地になっています。

春(4月中旬~下旬)と秋(9月下旬~10月上旬)には、68,000羽ほどの水鳥が飛来するそうです。


ねぐら立ち(4月12日)

その年の気候によって、水鳥たちがやってくる時期は異なるようですが、2020年は降雪量も少なく、暖冬だったため、例年よりも早かったようです。夜の間、沼で羽を休めていたマガンは、日の出の少し前ぐらいから先頭を飛ぶ数羽の合図で「ねぐら立ち」をします。いくつかのグループに分かれて飛び立ちますが、この日は第二陣が圧巻でした。


ねぐら入り(4月17日)

水鳥が一斉に飛び立つ迫力のねぐら立ちを見た数日後、夕焼けがキレイな日にねぐら入りを見に行きました。水鳥たちがあちこちからゆっくりと戻ってくるのです。静かな時間が流れ、とても心地よかったです。


宮島沼はここ!