携帯を忘れてしまい、釉掛けの記録が撮影できなかったんですが、今年最後の陶友会の窯入れが終わりました。軽量土を使ったお茶碗とカップ類がメインで、いつもの白マットばかりですが、週末に窯出しの予定です。
さらに待望のキャンドルポットの試作品も焼き上がりました。これは11月に手ロクロを使って自宅で作ったものです。粘土は植木鉢などで使われている「テラコッタ」を使ったものです。テラコッタは素焼きで終了して問題ないと思いますが、耐火温度は1,200度以上あるので、釉薬を掛けて本焼きしても大丈夫だと思います。
素焼きで終了できれば、完成までの期間が短くなり、焼成料金が安くなるので、これで何か沢山作りたいな~と思って「キャンドルポット」を思いつきました。キャンドルの灯りって幻想的でとても美しいですもんね。そんなわけで「キャンドルポットプロジェクト」進行中です。
このテラコッタは初めて使う粘土なので、焼き上がりがどんな風になるか楽しみにしていましたが、実際に焼き上がってみると反省点が沢山ありました。
成形時の反省点
- 穴を開けた後の処理をきちんとしていなかったので、穴の部分がボコボコでガタガタでした。サンドペーパーで滑らかに整えましたが、穴を開けた後で綿棒などで処理をすれば仕上がりが大きく違うと思います。
- 手ロクロで成形したので、厚くてズッシリしていたので、腰の辺りまで削ってしまったんですが、削った部分がはっきり分かるのでカッコ悪いです。高台の部分だけ削ればいいように、成形するべきですね。
キャンドル点灯
実際にキャンドルを入れて灯してみることにします。成形時の反省点は気にならなくなり、とても美しいです。穴の大きさや間隔で光加減は違いますが、テラコッタとの色合いもよくて、予想以上にいい感じです。口をまっすぐにカットしたものがほとんどでしたが、ランダムなものもいいと思いました。(写真左端)
ドライフラワーキャンドルの危険性
ドライフラワーや押し花をあしらった手作りキャンドルを見かけるので、私も作ってみたんですが、乾燥させた花をキャンドルの中に入れるのって危険じゃないのかな~?と気になっていたんです。8個あるポットのうち7個は、市販のティーライトキャンドルを使っていますが、一番大きいものにドライフラワーを入れた手作りキャンドルを使いました。(写真右手前)
結論から言うと「危険」です。
溶けたロウが中心あたりに溜まっている間は、ロウが燃焼して、ドライフラワーはロウの中に沈んでいくんですけど、ロウが少なくなると、ドライフラワーに引火して黒いススを出して燃えていきました。押し花キャンドルのように外側にあしらわれたものならば、中心部分のロウが燃えて、外側は残るようですが、キャンドルの中に入っているものは危険ですね。フルーツキャンドルも同様です。
思ったよりも炎が大きくなり、ポットの高さが足りないかなと感じました。キャンドルの「炎の大きさ」は「芯の長さ」と「太さ」に比例するので、炎が大きいと感じる場合は、芯を少しカットするといいですね。炎が小さくなり、長時間燃焼します。
後片付けが簡単か?
次に気になっていたのが、後片付けについてです。キャンドルがガラスなどの容器に入っているなら、容器ごとセットして取り出すだけですが、キャンドルを直接置いた場合、流れたロウの処理がしやすいかどうかが気になっていました。
「ロウカットスプレー」なる商品もありますが、ガラスや金属性のものにしか効果がないようです。一般的にロウをキレイに取り除くには、「温めるか」「冷やすか」のどちらかになると思います。炎を消して、少し待てば手で外すことができますが、中心部分だけが外れて外側が残ってしまいました。(/∇≦\)アチャ-!ミテランナイ
ポットごと湯煎にかけて、中のキャンドルが柔らかくなったときに取り除いたり、冷蔵庫で冷やすなどの方法があるようです。今回は、冷蔵庫で1時間ほど冷やしてみました。キレイに取れましたが、これは改善しなければいけませんね。ガラスのようにツルツルしたものではないので、何か対策を考えようと思います。
初めてのことばかりで、試行錯誤の連続になると思いますが、地球に優しく、安全に使えるように改善していきたいです。
天気が思わしくなかったので、家の中での点灯式でしたが、晴れた夜には家の外で灯してみたいです。美しいキャンドルナイトでした。
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