6月2日(日)晴れ
振込期限ギリギリまで悩みましたが、7月13日、14日の「えべつやきもの市」の入金を済ませました。
3週間前に五郎さんちに設置した灯油窯にはブルーシートが掛けられたままで、屋根と壁の増築工事はストップしています。
設置してみて分かったことが沢山ありました。
事前に取説を見て確保していた寸法よりも余分にスペースが必要で、しかも木造の建物の増築なので、相当な防火対策も考えなければなりません。当初考えていたものから大幅な設計変更が必要になりました。
増築工事をやめて、単管小屋を建てるのが早くて安くて安全と思ったのですが、これにはオーナーの五郎さんは難色を示しました。
ダメとは言わないけれど、明らかに嫌がってるのです。将来、私に五郎さんちのバトンを渡すこともためらっているようでした。
ここで再スタートをしたかったのですが、こんな気持ちでは始められないので、私が退くことにしました。
今、必死で移設先を探しています。
理想的な物件があっても貸して(売って)もらえるかは分からないし、持ち主を探し、交渉をするにも時間がかかります。
一歩進んで、二歩下がりました。
今後の焼成予定が分からなくなったので、やきもの市の出展をキャンセルすることも考えましたが、これまでも自分の窯を持たずにやってきています。レンタル窯という手もあるので、そこは何とかなると思います。
また引っ越しするのは大変だけど、今までグダグダして、具体的な行動を起こしてこなかったのです。去年までは続けるかどうかも怪しかったのに、ここまで行動できたのが良かったです。
まぁまぁしんどいけど、それは五郎さんも同じです。これまで私のワガママを聞いてくれて、力になってくれました。感謝しかありません。
私は人に恵まれていて、いつも周りの人が助けてくれました。
人は一人では生きていけないけれど、どの道を進んでいくかは自分で決めなければなりません。
道ができるか、ふさがるかは一瞬です。
自分はどうありたいか。
なぜそうしたいのか。
物事は全て自分が思ったように引き寄せるものなのです。
私は何かを極めて、一つのことに没頭してきたワケではありませんが、好きなことは細く長く続けてきました。
半開きの引き出しばかりですが、これが私の個性であり、武器なのだと割り切るようになりました。
※追記(2024/11/13)
2014年にアルテピアッツァ美唄で個展を行うにあたり、展示台の制作をしてくれる人を探していて、木工作家の五郎さんと出会いました。その後、五郎さんとイベントに出展したりしていましたが、コロナ期間中は制作意欲が減退し、しばらく活動休止状態でした。
本格的に制作を再開したいと思って、五郎さんの協力を得て、灯油窯の設置やアトリエの整備をしましたが、耐火問題があり、別の場所を探すことにしました。
希望に合う物件が見つかり、窯の移設も完了し、9月17日に契約手続きが完了しましたので、今後は新天地で制作をしていく事になりました。
これまで管理していた「五郎さんち.com」については、ドメインの契約期間の満了に伴い閉鎖しました。
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