「ゴミ」を「宝」に、大人の自由研究

この記事は約2分で読めます。

6月26日(木)晴れ

「きいちごプロジェクト」、ようやく形が見えてきました。

数週間前から私を悩ませていたのは「工房きいちご」という窯元から引き継いだ、大量の陶芸資材。粘土500kg、釉薬が数十種類、石膏型の山でした。

欲しかった棚や作業台のほかに、思いもよらぬほどの「遺産」がやってきました。

棚の組み立てには5人で丸2日かかりましたが、空間が整い始め、ようやく少し心も落ち着きました。

粘土はありがたいことに120kgほど引き取ってもらえましたが、まだ380kg残っています。

冬になれば凍結し、繰り返せば再生できなくなるのです。だから、雪が降る前に使い切りたい。

そのために、プロ・アマ問わず、みんなの力を借りたいと思っています。

ゴールは11月23日です。

去年と同じ日にイベントを開きたいと思うのは、私の両親の結婚記念日なのです。私の命が繋がった日に、誰かの手で生まれた作品をこの場所に展示できたら、どんなに素敵でしょう。

廃業する人にとっては不要となった材料かもしれません。

でも、それはただの「ゴミ」ではなくて、誰かの手によって「宝」になる可能性を秘めています。

どんな粘土でも、誰がどんな想いで触れるかで、その価値は大きく変わるのです。

陶芸を始めたとき、事業を始めたとき、きっとワクワクしていたはずです。

窯元に何度か足を運んで、沢山話を聞きました。同時に自分の将来の姿も重なりました。
私もこんな気持ちで辞めるのかなと。

自分はどう在りたいのか?
ずっと自分にこの質問を投げかけていました。

やっと答えが見えてきました。
私は「カッコいい大人でありたい」と思うのです。

若い頃から 「それできたらカッコいいな」と思うことをやってきました。

楽しそうに生きる大人の姿は、子どもたちの目にまぶしく映るはずだから。

私がこのアトリエを構えた理由が分かってきたような気がします。

使い切る、活かしきる、そして分かち合う。

私は自分が正しいと思う「循環活動」を通じて、モノ作りの素晴らしさを伝え、カッコいいコミュニティを作りたいのです。

「”ゴミ”を”宝”に、大人の自由研究」を合言葉に始めていきます。

私の活動に協力してくれる方がいたら、ぜひメッセージをお寄せください。

私と一緒に未来に渡せる「何か」を作ってくれたら嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました