2018-07

粘土の話

粘土が変わると結果も変わる

陶芸を始めたときは、教室で準備してくれている粘土を使うことが多いと思います。白系、赤系、黒系の3種類ぐらいは用意してくれていて、あとは釉薬の組み合わせで、色を施していくのが一般的なのかなーと思います。粘土によって、食器には向かないとか、ロクロ挽きがしやすいとか、特徴も違ってきますが、使いやすいものを用意してくれていると思います。
施釉

伊羅保・ワラ灰マット・織部

たった3種類の釉薬でも掛ける順番が違えば、出る色も違ってきます。今回使った釉薬は「伊羅保」、「ワラ灰マット」、「織部」です。同じ名前の釉薬でも仕入先によって色味は違ってくるし、粘土が違えば雰囲気も変わります。
小人の家

私信・小人の家

「あかびらツクリテフェスタ」では新作の「小人の家」が好評でした。新しい家が焼き上がったら連絡が欲しいと言ってくれる方が何名かいて、3点だけ窯出ししたのでお知らせします。小人の家としては、3度目の窯出しになります。これまでと同じように屋根を濃い色にして、ツートンにするつもりが、絵の具の濃度が薄くて、ヘンテコな色になってしまいました。
窯出し作品

ミルフォードトラックをモチーフにしたマグ

「あかびらツクリテフェスタ」が終わり、今年予定していたイベントは終了しました。ニュージーランドから帰国したのがGW中でしたが、その後の準備期間中は山の誘惑に負けず、陶芸と向き合うことができました。帰国後は新作のイメージが湧いてきたし、コンスタントに続けることで成形の精度も上がっていて、自分の中でとてもいい状態になっているのを感じたので、この状態をできるだけ維持しようと思いました。「ニュージーランドでたっぷり歩いてきたから、まぁいいや」と自分を納得させる材料があったのもよかったと思います。
タイトルとURLをコピーしました