「増毛」の魅力

4月11日(木)晴れ

日本海側に「増毛」という町があります。「ぞうもう」ではなく「ましけ」と読みます。

我が家から車で1時間半ほどなのですが、この町がとても魅力的なのです。

1,000m級の山々が連なる増毛山地があり、主峰の「暑寒別岳」は日本二百名山で、登山愛好家に親しまれています。これから5月までは春スキーのメッカで、その後は雪解けを待つ高山植物が咲き乱れます。

目の前が海なので、魚介が美味しいのは納得がいきますが、函館や小樽といった観光地よりもお財布に優しく、ボリューム満点です。

さらに日本海のミネラル豊富な潮風で甘みをもった果実が実る最北の果樹園地帯で、さくらんぼ・ぶどう・桃・林檎などの果物狩りなども楽しめます。

増毛の歴史は古く、江戸時代中期より歴史に登場し、明治期には港湾・鉄道の整備が進められました。歴史的建物群として北海道遺産に選ばれ、趣のある建物が残されています。

中でも「国稀酒造」は、明治15年(1882年)に創業し、暑寒別岳の伏流水と広大な大地の養分を吸い込んだお米から美味しいお酒が造られています。ひんやりした薄暗い空間に漂う香りがまたいいのです。

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