12月28日(土)晴れのち雪
木曜日の夜から素焼きを始めて、金曜日に扉を開けてみましたが、最後に作った小人の家に水分が残っていたようで、水蒸気爆発をしていました。
屋根部分がポロッと落ちていて一棟は完全にダメでしたが、その破片が飛んだもう一棟も屋根の上に乗せていた花が壊れていました。
さらに隣の棚板にあったお茶碗の口も欠けてしまいました。こちらは砥石で周囲も削り落としたので、このまま焼いてみることにします。
本焼きもスカスカですが、今はとにかく焼成の経験値を上げようと思っています。初窯で釉薬が溶け切っていなかったものや釉薬が剥がれてしまったものもダメ元で焼いてみることにしました。
屋外と変わらない厳しい環境なので、誰も来ないだろうと思っていましたが、開窯イベントで陶芸体験をした山友夫婦が来てくれました。せっかくの機会なので、小人の家のカラーリングと釉薬を掛けるのも全部やってもらいました。
一般的な陶芸体験では粘土を成形するところだけで、その後の作業は全部やってもらうというケースが多いのですが、釉薬を掛けることで見た目(色)が変わるので、満足度がより高くなると思います。
今回の炊き出しは自家製キムチを使ったキムチ鍋にしました。キムチの他に鍋に合う野菜や肉を追加して、味噌で味を整えるだけです。私のキムチは辛めなのですが、鍋にするとマイルドになって食べやすくなります。
食べながら、おしゃべりしながら、準備をして、本焼きの火を入れたのが15時40分頃です。最初は扉を開けたまま左右のバーナーの火力を調整し、1時間ほど経ったところで扉を閉めました。
今回は酸化焼成で焼くことにしました。
「さや鉢」にもみ殻、炭、灰などを入れて棚板で蓋をした炭化焼成もしていますが、この方法だとさや鉢の中だけ強還元になるようです。釉薬は掛けていないので、素焼きをしなくても大丈夫なようなので一点だけ試してみることにしました。藁や赤貝などがあればそれを入れるのも良さそうです。どんな風に焼き上がるか楽しみです。
1,000℃付近で1時間キープしてから、目標の温度まで上げていこうと思います。窯の中を酸欠状態にする「還元」は行いません。
終了は日付が変わって深夜2時頃になるかもしれません。
まだまだ先は長いので、この配信の後、YouTubeライブで一人忘年会の様子をお届けします。
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