ロクロ百本ノック

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9月16日(火)晴れ

敬老の日の三連休初日は日直で出勤していましたが、朝は天気が良かったのです。しかし、仕事が終わる頃には雨が降り出し、さらに風が強まり、空が破れたような暴風雨になりました。鉄板一枚のアトリエだからなのか、雨音がやたらと響くのです。

こんな日は文化活動に勤しみましょう。久々にロクロ百本ノックやってみました。
ルールは簡単「何かを100個挽く」だけです。

ロクロの腕を磨きたくて、新十津川町の文化伝習館で清水先生に手ほどきを受けるようになったのが2011年のことでした。当時、私の陶芸に対する情熱と勢いはピークだったと思います。

その頃はまだ登山もしていなかったので、休みの日にすることがなかったのでしょう。ゴールデンウィーク期間中、ずっと自主トレをしていたこともありました。

文化伝習館の良かった点は3つありました。
・清水先生のロクロの腕がピカイチ(とにかく早い)
・教室使用料が良心的(2時間300円→当時は280円)
・粘土を事前に買い上げなくていい(焼き上がった作品の重さで料金が発生)

ロクロの技術を習得したい私にとって、最高の学び場であり訓練場でした。

それまでのやり方を変えて、清水先生のやり方に直しました。私は何事も飲み込みが遅いので、右利きを左利きに直すぐらい時間がかかったと思います。

湯呑みサイズならば「1個1分で挽くように」と言われたので、今でもそれを意識しています。

電動ロクロは水を沢山使うので、粘土に触れる回数が増えると粘土のコシがなくなってくるので、手を掛ける回数は「5手以内」にしています。

朝から湯呑みを挽いて、終わったら全部壊すというのを繰り返しました。2013年には江別やきもの市に初出展したのですが、その頃になると一日100個ぐらいは挽けるようになったと思います。

その中から良さそうなものを残し、次のステップ(削りや装飾)に進んでいきますが、こちらの作業の方がずっと時間がかかるし、ここで手間を掛けると結果が大きく変わってきます。

今はそれが全部自前で出来るようになりましたが、情熱に比例してロクロの腕は落ちているのです。

再生した「きいちご粘土」を準備し、久々に集中しました。4時間ほどで煩悩の数(108個)だけ挽けました。

これをワイングラスにして、11月23日の夜、皆さんと乾杯したいと思っています。

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