藍染体験

4月9日(火)新月&曇り時々雪

私がよく行くお店の一つに江別の蔦屋書店があります。飲食店や雑貨店などが入った複合施設で、KALDIや富澤商店も入っているので、本よりもお菓子作りの材料やギフトを選ぶことが多いです。

気になる本を立ち読みしていた時、藍染め体験のアナウンスが流れました。私はこうした体験が大好きなので、飛び入り参加したのです。

自然界に青いものは少ないのですが、その理由は神様が空と海に青い絵の具を沢山使ったからという素敵なお話から始まりました。

藍染の原料となる植物は、日本ではタデ科の一年草の蓼藍(たであい)が使われます。生産量が最も多いのは徳島県で、北海道では唯一伊達で栽培していて、国内第二位の生産量があるそうです。しかも、篠原さんという一軒の農家で作っているというのです。

これを乾燥させ、発酵させると染料の原料の「すくも」になります。そこに石灰やふすまなどを入れ、強アルカリ性の液にすることで、色素となり、酸素に触れることで「色」になるそうです。

藍には防虫効果、消臭効果、細菌の増殖を抑える効果もあるようなので、今年の登山は自分で染めた手ぬぐいを首に巻いて歩こうと思います。

このワークショップを進行してくれたのは、伊達在住の藍染師、金子智志さんです。

彼が使う言葉が面白くて、妙に心に刺さるのです。手を真っ青にして、愛情いっぱいに話す彼のことが気になったので調べてみたのですが、とても興味深いストーリーがありました。

ぜひ読んでもらいたいです。

こうした体験を通じて、全く知らなかった世界が一気に身近になるのです。

子供から大人まで大勢の参加者で盛り上がりました。私も楽しかったし、良い経験になり、藍について興味を持ちました。

着物の半襟や糸を持ち込んで染めていた人もいましたが、藍染めが好きな人が多い理由が分かった気がします。

手作りのマグと自分で染めた布でコースターを作って、展示販売できたら素敵だなぁ…と夢が膨らみました。

伊達市の歴史文化ミュージアムではリーズナブルな価格で藍染体験ができるようなので、ゴールデンウィークのお出かけプランに組み込むのもいいと思います。

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