陶芸イベント

第22回 えべつやきもの市

私は陶芸を始めて6年目に入りました。習い始めた時は、粘土の塊が作品として出来上がるまでのプロセスがとても好きで、焼き上がった作品には、さほど興味はなかったんです。料理もまるで好きじゃないので、お料理に合う器を選んで盛り付けるような食生活とは無縁だったし、一人暮らしの頃なんて、欠けた茶碗と割り箸で生活していたぐらいです。
タタラ・手びねり

展示会まであと20日

削りの作業は、粘土の乾燥具合によって大きく左右します。以前は、少し柔らかい状態で小さい「カキべら」を使って削っていましたが、今ではかなり固めに乾燥させたものを、鉄板を曲げただけの「カンナ」を使って削っています。
タタラ・手びねり

初めてのスラブローラー

そもそも「スラブローラー」といって、ピンとくる人はあまりいないかもしれません。私もこんな名前だとは知りませんでしたが、「タタラ機」のことなんです。これがあると、厚さの整ったしっかりとしたタタラ作品が作れるんです。
ロクロ成形

軽いお茶碗とコーヒーカップ

昨日、挽いておいた軽量土を使用した茶碗の中で、かなり乾燥が進んでいるものがあったので、今日中に削らなければいけません。急いで、陶芸教室に向かいます。とても削りにくい粘土なので、大きいカンナだと高台がなくなってしまうものもありました。15点ほど削りましたが、底が薄くなりすぎてしまったものはボツにしていき、なんとか10点残しました。そのうち2つには、取っ手を付けておき、コーヒーカップにします。
ロクロ成形

イベント用の器とスープカレー皿

今までは1箱の粘土を消化するのに何日もかかっていたのに、2時間かからないでなくなってしまうんです。少し前にソーサーを挽く練習をした甲斐もあり、カップ&ソーサーのセットもできそうな雰囲気です。サイズの小さいものは、どんどん壊していくと思うので、ここから生き残るのはさらに減ると思いますが、半年前とは見違えるほど早く挽けるようになりました。
トレーニング

30個のソーサーを削る

これまで、ソーサーをロクロで挽くことが難しくて、タタラで作ることが多かったんですよ。こうやって見てみると、それなりに上達しているのかな~。
トレーニング

ソーサーの練習

カップ&ソーサーの「カップ」はかなりの数になっているので、数を合わせるためにソーサーを挽いていきますが、平らなものをロクロで挽くのは結構難しんですよ。手びねりの方がずっと効率がいいような気がしますが、ロクロのトレーニングを兼ねているので、今日はひたすらソーサー作りです。
トレーニング

取っ手は寿司ネタのように

実は、取っ手の付け方というのは、習ったことがなくて、他の人のやり方を真似したり、本を参考にしてたんですよ。でも、先生のやり方はとても早いんです。左右の太さが少し違う棒状の粘土を用意して、トントントントンと潰して、寿司ネタを持つようにして、水で接着面を濡らした本体にギュッとつけて、グッと押して、下の方もつけるだけなんです。
ロクロ成形

行楽日和、陶芸日和

私はあちこちの陶芸教室に顔を出していますが、ロクロの技を磨くために通っている今の教室は、2時間毎に使用料がかかります。粘土は使い放題だし、使い終わった粘土はドレン機に戻せばすぐに再生できるので、トレーニング目的ならば最適な環境だと思います。
トレーニング

ソーサーを挽く

新しい先生に手ほどきを受けてから、自信がついたこともありますが、どちらかといえば、その反対の方が多いような気がします。今まで積み重ねてきたことが、ガラガラと音を立てて崩れ落ちるような感覚になりました。自分の技術の未熟さを感じ、こんなんで展示会なんて出していいんだろうか...と、すっかり自信消失しています。