手作りのお供え

8月10日(土)晴れ

お供えに「おはぎ」と「お餅」どっちがいい?と母に確認すると「お持ち」という新しい返事が届いたので、夜のうちに小豆を煮て、粒あんを準備しておきました。

我が家のホームベーカリーはパン焼き機ではなく、すっかり餅つき機となりましたが、これがなかなか便利なのです。もち米を軽く研いで、餅つきモードでスタートすると1時間15分でお餅が出来上がります。

餡は30gずつ丸めて、熱々のお餅に包みます。大きさにもよりますが、3合で12個分になりますが、餡はセンターにこないし、外側にはみ出したりと、それはもう大変なのです。

得意のロールケーキも焼きましたが、夏場は生クリームが柔らかくなり、生地がクリームを吸収し、上手く巻けないのです。

変形したロールケーキとフルーツとお餅を重箱に詰めて、庭のダリアをカットし、お供えセットを準備しました。

甘い物に目がなかった父向けの豪華なお供えになりましたが、肝心のライターもマッチも忘れ、ロウソクに火をつけられなかったのです。^^;

祖母が生きていた頃は、盆と正月には親戚が集まり、とても賑やかでしたが、今はすっかり変わりました。

親世代は後期高齢者になり、従姉妹達は介護に追われる日々…私もそのうち母から目が離せなくなるのでしょう。

昨日のメッセージには沢山のリアクションがありました。

墓誌に刻まれた年月と年齢を見ると、戦死した叔父(長男)は終戦の年、21歳で亡くなっていました。父(末っ子)はその2年後に産まれているので、父も実兄を知らないのです。

当時は国のために命を捧げるよう小さい頃から教育されていたのでしょう。子供を失う辛さは計り知れません。

今ではほとんど見かけなくなりましたが、祖母は腰が90度に曲がっていて、同級生のおばあちゃんよりもずっと歳を取っているのが不思議でした。

今なら分かりますが、かなりの高齢出産だったのですね。時々、背中を伸ばして腰を真っ直ぐにすることがありましたが、意外と背が高いのだなと子供ながらに思っていました。

なぜ普段から真っ直ぐにしていないのか不思議でしたが、椎間板(軟骨)が弱くなってつぶれたりずれたりすることで背骨(脊柱)の変形が進んでしまったようです。

命を繋いでくれた御先祖様と不自由なく育ててくれた両親に感謝し、今を大切に生きていくだけなのだなと思います。

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