人は「強制」ではなく「共感」で動く

11月11日(月)晴れ

急ピッチでアトリエの改修が進んでいます。建物を増改築するときに「リフォーム」とか「リノベーション」といった言葉を使うと思いますが、この違いは何だろう?と疑問に思いました。

明確な基準が定義されているわけではありませんが、一般的には「工事後の建物の性能」と「工事の規模」で区別される傾向があるようです。

  • リノベーション=マイナスからプラスにして、新築時よりも性能や価値を向上させる
  • リフォーム=マイナスからゼロにして、新築当初の状態に復元・回復させる

私のアトリエは小規模ながらもリノベーションをしている最中だと思いました。ゴミだらけの使われていなかった倉庫に新しい命を注いでいるのです。

外壁は青くなり、砂利は運び込まれ、隙間だらけだった床に敷き詰められました。私がいない間にも作業が進んでいますが、これから先の進捗状況については、開窯イベントまで内緒にしておきます。

ぜひ、現地まで足を運んでもらいたいのです。みんなに与えられた時間は同じです。貴重な時間を割いて、わざわざ来て欲しいのです。

この空知から(ソラチカラ)日本を変えたいと本気で思っています。

今回の個展の告知方法については、10年前の個展に来てくれて、アンケートに住所を書いてくれた約100名には葉書で案内状を送りました。

それ以外は手渡しと、LINE公式アカウントやSNSのみの告知です。

釧路から「案内が届いたから」と私が居ない日に来てくれた方がいました。山のネットワークで繋がっている人ですが、一度も会ったことはありません。

昨日は厚岸からも来てくれましたが、移動距離が半端ないのです。山に登るのにはあまり適していない時期を選んでいますが、それでも時間とお金をかけて、わざわざ来てくれるのです。

人は「強制」ではなく「共感」で動くものです。

私の発信するメッセージが何かを始めるきっかけになったり、行動に繋がって欲しいと思うのです。

日本は戦後の厳しい状況下で復興を目指し「何とかしなければ」とがんばっていたと思います。

今は何だか受け身な感じがします。「誰かのせい」ばかりにしているのでは?と思います。

詐欺や闇バイトに手を染めるニュースを目にするようになりましたが、そこまで追い詰められている人が増えているのだと思います。

奪い合えば足りず、分け合えば余るのです。

コメント