Le Rave帽子展

12月23日(月)曇り

「買い物は投票」という言葉を何度か使っています。私は好きな作家さんや好きなお店が見つかると、その人やその店から買い続けます。作品を購入し続けることで、その作家さんを応援できるし、これからも制作を続けて欲しいという思いからです。

合わなくなったと感じる時は何らかの変化があるときです。自分の感性やステージの変化か、作り手の方向性が変わったのかもしれません。

私は帽子が好きで沢山持っていますが、春~秋に被っている帽子は釧路在住の圓舘和貴子さんの作品で、全て一点モノです。

彼女のことを知ったのは10年以上前のイベントでしたが、以降は毎年2~3個買っているし、好きな布地を選んでフルオーダーすることもあります。顔見知りになると信頼関係もできるし、特に頼まなくても、私に合いそうな個性的な帽子を作ってくれたりします。

ちょうど帯広での個展の最終日だったので、中標津の帰りに向かうことにしました。同じ道東圏なので近いと思っていましたが、中標津から帯広まで3時間以上かかりました。

ツルツル路面で道路状況は良くなかったのですが、終了10分前に滑り込みました。

会場は喫茶店でしたが、店の外からだと展示スペースがあるようには見えなかったのですが、奥に隠し部屋のようなギャラリースペースがありました。

定期的にこうした展示が行われているようで、陶芸体験などの講座の予定もありました。喫茶店とギャラリーはとても相性がいいですね。

私もこんな空間が作れるといいなと、参考になりました。

あらかじめ到着時間がギリギリになることは伝えておいたので、私に合いそうな冬向けの帽子の写真を送ってもらいました。ある程度の目星はつけていましたが、これは私らしいなと思う個性的なハットと、被ってみて似合うなと思ったベレーを購入しました。

同じことが言えますが、私があちこちのイベントに出展するたびに、わざわざ来てくれて、作品を買い続けてくれる人がいます。

私は数年間、まともに粘土に触れていなかったし、気持ちも離れていました。自分がどうしたいのかもよく分かっていなかったのですが、環境を変えることで、消えかけていた熾(おき)にカラカラに乾いた薪がくべられたかのように一気に燃え始めました。

個展やイベントの案内をとても喜んでくれて、駆けつけてくれた人もいたのです。

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