3月23日(土)晴れ
「ラムサール条約」をご存じですか?
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」なのですが、1971年、イランのラムサールで開かれた会議で決められたことから「ラムサール条約」と呼ばれるようになりました。
水鳥の生息地となる湿地には餌となる生き物が多く生息し、それらを支える植物層も豊かで、生物多様性を育む重要な場所です。それらを守っていきましょうという国際的な取り組みのことです。
2022年までに登録された日本の湿地は53ヶ所、北海道には13ヶ所、そのうち空知では「雨竜沼湿原」と「宮島沼」が登録されています。
美唄の宮島沼は、世界でも有数のマガンの渡来地で、春のピーク時には東アジアに生息するマガンの約半数の6万羽がここで羽を休めるそうです。
ここに滞在する春の約3週間の間、マガンは朝早く宮島沼から飛び立って周辺の田んぼにエサをとりに出かけ、日没頃になるとねぐらに帰ってきます。
このマガンが一斉に飛び立つ「ねぐら立ち」の様子は圧巻で、本当に感動しました。空が鳴くのです。
残雪の状況でピークは変わりますが、4月の朝活にオススメです。
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