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安いから買うのではなく、欲しいから買う。

7月16日(火)晴れ

今回のえべつやきもの市では、窯元になったこともあり、自分の作品の価格を真剣に考えるようになりました。

原材料が高騰しているのはどの業界でも同じだと思います。

私が最初にえべつやきもの市に出展したのは2013年でした。

半年前からコツコツと準備をし、今回の3倍ぐらいの量を作り、テーブルいっぱいに並べました。

この時の私の目標は「えべつやきもの市で自分の店を出す」ことでした。

マグ1個1,000円、高台のない中皿は1枚800円という設定だったと思います。

安く設定すれば、買ってくれる人がいるかもしれないし、粘土代になればいいという感じでした。

薄利多売ですね。

実際、アマチュアブースは似たような値段設定が多かったと思います。

1,000円を超える値段を付けることに勇気が要りました。

しかし、自分が客の立場で見に行っていたときは、値段ではなく「それが欲しいかどうか」で選んでいました。

好きな作家さんの作品ならば、マグが5,000円でも買うのです。

アマチュアとプロの道具と原材料にさほど違いはありませんが、作品の値段にはかなりの開きがあります。

粘土と釉薬と窯があれば作品ができますが、実際にモノ作りをしてみると、完成品ができるまでにとても手間暇が掛かっていることが分かるし、その作家さんにしか出せない色や個性が強く出てくれば付加価値にもなります。

初窯作品については、これまでの2倍近い金額を設定したものもあります。藍染めの短冊を組み合わせた風鈴は、3,500円に設定しました。

両日とも気温が高く、初日は風も強かったので、この風が後押ししてくれました。音が鳴るたびにお客さんが集まってくるのです。

値段を見て「高い」という人もいましたが、そうでない人も多く、これが稼いでくれたのです。

風鈴作りを体験できるようにそれぞれのパーツを用意しておき、組み合わせを自由にできるようにしていました。

風の時代は「モノ」よりも「思考や経験」や「個性」に価値を求める人が増えてきます。

体験=自分の時間を使う

時間にはお金に代えられない価値があります。

最初に出店した年と比べると販売数は半減しましたが、販売金額は今回の方が多かったです。

自分が納得できるものを作り、適切な金額を設定し、それを選んでくれる人に届けたいと思うのです。

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この記事を書いた人

陶芸歴18年、登山歴15年。
50歳にしてやっと自分の窯を持つことを決意しました。
山と自然が大好きです。楽しくて、ワクワクすること、皆の体温を1℃上げて、地球の温度を1℃下げる活動をしていきたいです。

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