残雪期の十勝連峰

5月10日(土)雨

2ヶ月以上の期間をかけて日本列島をゆっくり北上する桜前線がゴールの網走に到達したようです。GW中の強い風で満開になった桜も散り始めました。

花は誰かに見られるために咲くわけではありません。種を繋ぐために咲くのです。しかし、誰かの癒しになり、力になります。

「幸せは築くものではなく、気付くもの」といいます。自然の持つパワーは私たちのエネルギーになります。

慌ただしく過ぎていく時間に焦りを感じることも多いのですが、今、この瞬間に集中することで未来が変わっていくと思います。

窯の修理については、今月末頃になりそうですが、直ったらすぐに本焼きの焼き直しをします。

陶芸の世界は無限で終わりがありません。使う粘土と釉薬が違えば、全く違う色になるし、様々な技法を組み合わせるとバリエーションがさらに広がります。

世の中には色々な「沼」がありますが、陶芸の沼は底も天井もないのです。自分の世界を構築しようと思っても、それを試すだけで人生終わりそうなのです。

「焼成」という基本中の基本のプロセスで躓いている場合じゃないんです。経験を積んで、積んで積みまくるしかありません。

GW最終日は好天だったので、山のパワーを受けに十勝連峰へ行ってきました。私の拠点から一番近いビックマウンテンです。

北海道の中で特に好きな町の一つが「上富良野」です。千望峠から眺める大雪山~十勝連峰までの景色がお気に入りですが、朝早い時間は優しく淡い青空の下に連なる白々とした山並みが圧巻でした。

立派なシェルターに建て替わった望岳台からスキーを履いて十勝岳を目指しました。すでに沢山の登山者がいましたが、足回りは様々でほとんどが登山靴やスノーブーツでした。スノーシューをザックに付けている人は多いのですが、履いている人は少なかったです。

雪が緩みすぎると足を前に出す度にズボズボと埋まってしまうのですが、それほど緩んでいなかったので、ツボ足のままでも歩けるのです。

雪が繋がっていないところもあり、スキーの場合は脱いだり履いたりするし、ハイマツ迷路で先に進めなくなったりと苦戦しました。避難小屋で休憩し、少し上の滑りやすそうな斜面まで登り、友達と合流したので、そこから滑走となりました。

スキーを履いて十勝岳を目指したのは初めてでしたが、ゼブラが見事でした。空からの映像をシェアします。

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