9月17日(水)雨のち曇り
思い返せば一年前の今日、土地と倉庫の契約が完了し、当時は青くなかった蒲鉾が晴れて私の持ち物になりました。
実際のところ、6月中に持ち主との話は済んでいて、窯は置かせてもらっていたし、焼成も一度だけはしていました。古い抵当権を外すため、司法書士に簡易裁判を依頼し、諸々の書類を整えるのに時間がかかりました。
本当に手続きが進むのか不安だったので、契約が終わるまでは手を付けないことにしていましたが、季節は進み、秋は深まっていきました。
今の状態にするまでに丸一年かかりましたが、断熱材も入っていない倉庫はほとんど外と同じ気温です。
まともなインフラは電気だけで、雨水をキャッチし、常設のトイレもない、でもWi-fiは完備という、なんともアンバランスな状態です。
「不便益」という言葉を知っていますか?
不便さから得られる利益や効用のことですが、例えば山に登るのに自分の足で汗水かきながら歩くことで、達成感を得ることができます。不便さを解消するために、工夫を凝らしたり、新たな発見をしたり、人間的な成長や豊かな体験を得られるという価値観を指しています。
私が好んでやっていることは不便益のオンパレードでしょう。
敬老の日の月曜日は全道的に快晴予報でした。大雪山系の標高の高い山々は少しずつ色付きが進んでいて、これから1ヶ月ほどかけてゆっくり麓に下りてきます。
今時期のおススメはやはり大雪山系になりますが、
・旭岳ロープウェイ~姿見駅~旭岳~中岳~中岳温泉~裾合平周回コース
・黒岳ロープウェイ~黒岳~お鉢平一周
・銀泉台~赤岳~白雲岳
・愛山渓温泉~永山岳~比布岳~当麻乗越~沼ノ平周回コース
など、紅葉時期の人気コースが沢山あります。
当初は愛山渓周回を考えていましたが、十勝岳に裏側からアタックできる新得コースの整備が入ったという情報をキャッチしたので、行ってみることにしました。
ここは大雪山系で唯一歩いていないルートなのです。林道の状態が悪く、長い間閉鎖していました。
しかも、前日の暴風雨の影響か、林道の一部が崩落していてかなり危険でした。ジムニーで通過しましたが、とても怖かったです。紅葉のピークを迎える前にあの林道は閉鎖になると思います。
バリエーション豊富なルートはマニア向けで楽しいと思いました。ドローン映像シェアします。

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