コーヒーハウス セイカ

4月19日(金)曇り

私が高校に入学した年、元号が昭和から平成に変わりました。
深川の商業高校に通っていて、一般的な学科の他に簿記や情報処理といった授業があり、そちらの科目は比較的得意だった気がします。

学校が終わった後、近くの喫茶店に立ち寄ることがありました。
薄暗く重厚感のある落ち着いた空間と座り心地のいい革張りのソファが印象的で、一気に大人の世界に足を踏み入れた気がしました。

当時の印象が強く残っていて「喫茶店=薄暗くて静か」というイメージが定着していましたが、そうでないお店もあるのです。

不定期開催ですが、滝川駅前の「コーヒーハウス セイカ」で、パソコンのレッスンをしています。看板ママの静子さんは昨年亡くなり、息子の大輔さんがマスターとなって切り盛りしていますが、いつもお客さんがいっぱいで、とても賑やかなのです。

当初は静子さんのために始めたレッスンでしたが、今は質問を抱えた人が私が行く時間に合わせて来てくれるようになりました。

皆で晩御飯を食べて、コーヒーを飲みながら、質問に答える感じなのですが、分からないことがあった時に相談できる人がいるのは心強いと思います。

カウンターには常連さんが座り、ボックス席では奥様方が談笑しています。高齢の方も多く、ここで気の合うお友達と会うのを楽しみにしている様子が伺えます。

高齢者が元気に毎日を送るための秘訣は「きょうよう」と「きょういく」だといいます。

きょうよう=今日用事があること
きょういく=今日行くところがあること

身支度を整えて出かけ、気心の知れた人と話したり、笑ったり、誰かのために役立つ活動をしたり、社会との関わりを持つことで、やりがいを感じ、生きる力に繋がります。

500円のコーヒーを飲むためにタクシーで5,000円かけて来るお客さんもいるのです。

ここで得られる価値は、美味しい食事とコーヒーだけではなく、もっともっと深いところにあるのだと思います。

私と大輔さんは同じ年で、レッスンの後に色々な話をします。セイカの営業を始めて何年になるのか聞いてみたのですが、静子さんがこの店を開いたのは、大輔さんが高校生になった平成元年だそうで、今年で創業36年になるのです。

商売で大事なことは「商い=飽きない」で続けることですよね。

日曜日・祝日はお休みですが、午前10時~夜8時まで営業しています。

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